UX / IT MemoLog

UXやITなど、お仕事の雑感を書き留めるブログ

よいサービス・製品のための、UXデザインの考え方

よいサービス・製品のための、UXデザインの考え方
http://peatix.com/event/227184

というセミナーに行ってきた。
半年ほどUXのお勉強から遠ざかっていたので学び直しとクックパッドのお話しが聞きたくて。

会場はグランフロントのオフィス家具メーカーオカムラのセミナールーム。セミナー開始前にオカムラショールームとオフィス見学があり折角なので参加。

高さを変えられる机が素敵すぎる…!ヨーロッパではかなり主流になってきていて新しく購入する机の9割はこのタイプらしい。楽天も新しいオフィスは全部このタイプなんだって。この机がある会社に行きたい。これ、めっちゃいいからこれ買おうよ!なんて提案して説得するのは面倒すぎるから、この机が全員に行き渡ってる会社で働きたい。

オフィスも職種や業務内容によって最適化が図られてちゃんと考えられててイケテルオフィス。キュンキュンする。

さて、本題のUXセミナー。
最初は浅野先生の話60分。今年度前半はUX KANSAI行ってたので聞いたことある話がほとんどだったけど、たまにこうしてアップデートして、1人で考えてたら偏りがちな思考をフラットに戻すのも大事。

その後はクックパッドのデザイナー倉光さんの話。浅野先生の話のような、体系的お勉強話もいいけど、こういうリアルな話はすごく腹落ちする。リアルだからこそそのまま使えるとかではないけど、体系的お勉強話で抽象的に語られてることが現場に落ちるとこうなるのかと、納得感が出るというか。

価値を言語化して伝える、ということを実現すると提供価値のあの絵になる。
高速にPDCAを回すには具現化能力が必要。
すぐ作ってすぐ試すにはシステム的な仕組みが必要で、その仕組みを作るには組織的にその考えが浸透してないと無理で、それがウチにはない。クックパッドにはその仕組みがちゃんとある。胸キュンポイント。

いけてるオフィス見学のあとにいけてる会社の話を聞きながらこんなことを考えていたら、転職したくなってきたw

このあとはラーニングバー。
どんなもんかなと思ってたけど、これが良かった。今まで幾度となく浅野先生に外化せよ、ブログ書くまでがワークショップ、と言われても全く書く気になれなかったブログを書こうと思えたのもこれのおかげ。1つのテーマに沿って議論することでお話を聞いて感じた諸々が整理される。今までは思うところ色々あってもモヤモヤしたところもあって、それを文章にするのがめちゃくちゃ面倒で書く気になれなかったけど、なんとなくモヤモヤが整理された感じがあって、書き留めておこうかなーと思えた。(上手く書けるかは別問題)

私はUXデザイナーをどう育てるか、どう採用するか、どうなるか、といった教育に関するチームに入った。チームメンバーは教員の方、ディレクター、機械エンジニア、人材会社の方など色々。共通してるのは全員UXデザイナーじゃないこと。
東京ではUXデザイナーの求人がすごく多くてその流れが大阪に来そうなこと。
どういうキャリアの流れからUXデザイナーになるのがいいんだろうか。
今から学生をどう育てるのがいいのか。
UXデザイナーに求めることは何か。
などなど議論した。
議論と発表後の浅野先生や倉光さんのコメントも含めて思ったのは、価値を具現化する能力なんかなぁってこと。それには私はデザイン能力が欠けてるなぁ。色んなツール使って価値を言語化できてもそれを具現化できない。私の仕事の場合、Webデザインとか。もちろんそれだけじゃないけど。それ以外にも色んな引き出しがいるというか、Webデザインが全てじゃないけど。色々やってみたらいいね。

ラーニングバー、終わって何を議論するの?何を発表するの?って思ってたけど、これ、今までやってなかったのが不思議なくらいいい。よくあるセミナー後にいきなり懇親会って名刺交換して仕事内容一言二言話して、というか何話したらいいかわからんから結果お疲れしたー、で終わるけど、テーマがあってそれに関して議論すると自然と話せるしモヤモヤの整理になる。

やってみなきゃわかんないね。何でもやってみることだ。やりっぱなしは嫌いだけど。